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​CHINA

月神の贈り物

ステージ1

ストーリー Wilson Ye

翻訳・編集: CLAチーム

イラストレーション:ファレン・フェビオラ

シュンは明国の王女です。彼女の父はシュンを愛していましたが、街から外に出してはくれませんでした。ある朝、シュンが起きると声が聞こえました。王が、重要な部下であるタンと話していました。彼女が横になっていると、タンは王に、シュンが病気にかかっていると言いました。「どういうこと?」とシュンは思いました。 

 

タンがシュンにお茶を作ってくれました。「シュン、病気が私たちの王国にやってきました。残念ながら、あなたも病気になったようです。この病気にかかると、満月の夜に不思議な生き物になってしまいます。私と元国に行き、薬を手に入れましょう。」 

 

シュンは病気が心配でしたが、旅行ができることを喜びました。タンと行くことを嬉しく思いました。彼らは何週間も旅をしました。ある日、シュンが馬の上の荷物を開けました。たくさんの武器がありました。シュンは怒りました。「薬を探しているのに、どうしてこんなにたくさんの武器があるのですか?」とシュンは尋ねました。 

 

「進みなさい!」とタンが怒って大声を出しました。タンは全く聞きませんでした。その瞬間、タンの言うとおりにシュンの体が動きました。タンの力だとわかりました。 

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そこで、彼女は山に走って行きました。冬の間、激しい雪のためにタンとその一行は動けなくなりました。 

​​❊​ 

シュンが目を覚ますとゼという老人がいました。シュンが半分凍っているところを、ゼの生徒たちが見つけたのです。シュンは、自分が明国からきたと言いました。ゼは、タンを知っているかと聞きました。タンは元国の生まれでした。「彼は元から月の石を盗み、魔法のお茶で人々を動かすのだ。元のリーダーがタンを追い出した」とゼが言いました。「タンは月神の石の使い方を間違った。それは人々を病気にする」と言いました。 

 

「月神?」とシュンは聞きました。 

 

「月神は月の神様だ。月神を信じてたたかいを学べば、病気を治すことができる。やってみるか?」とゼは聞きました。シュンは笑いました。 

 

ゼ先生はシュンにカンフーを毎日教えました。シュンは真面目に練習しました。 

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また、ゼは魚釣りにシュンを連れて行き、人生について教えました。 

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「自分をコントロールしなさい。落ち着きなさい。悪いことではなく、良いことに自分の力を使いなさい。」ついに春が来ました。タンとその仲間が村をおそってきました。 

 

シュンは準備ができていました。タンは蛇のような生き物に変わりました。 

 

シュンはライオンのような生き物になりました。 

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二人は激しくたたかいましたが、シュンの力が強く、タンをやっつけました。タンを殺すこともできましたが、シュンはそこでやめました。 

 

「行きなさい! そして二度と戻ってくるな! もし戻ってきたら、次は殺します」とシュンは言いました。「戻ってくるぞ!」タンは大声で言い、仲間とともに元を出て行きました。 

 

ゼが言いました。「そろそろ自分の国に戻る時だな、シュン。」 

「そうですね。私の父と人々を助けなければ。」 

ゼとシュンは空にのぼる満月を見つめました。

 

シュンは城の部屋に住んでいます。すると、体の半分が人、半分がライオンの生き物が部屋に入ってきました。「助けてください!」その生き物は言いました。そして、城の人が部屋に入ってきました。城の人はその生き物と一緒に部屋を出ました。 

 

「あの生き物はどうなりますか?」シュンはタンに聞きました。タンは、王様の一番の部下です。 

 

「シュン様、国では病気の人が多いです。月が丸くなる時、人はあの生き物に変わります。あの生き物は、北の病院に行って病気を治します」 

 

タンは言いました。そして、タンはシュンに特別なお茶をあげました。シュンはお茶を飲みました。すると、シュンは寝ました。 

 

シュンが起きると、タンは部屋で王様と話していました。 

 

「お父様、何が起きているのですか?」シュンは言いました。 

 

「シュン、タンと一緒に元に行きなさい。そして、薬を探しなさい。わかりましたか?」王様は言いました。 

 

シュンが 元に行きました。タンの部下は、たくさん武器を持っていました。シュンは心配になりました。 

 

「薬を探すのに、なぜ武器を持っているのですか?」シュンは聞きました。 

 

「進みなさい!」タンは言いました。タンはシュンの質問を聞きませんでした。 

 

その時、シュンの目が赤くなりました。シュンの体は、タンの行った通りに動きました。 

 

「やめてください!」シュンは言いました。 

   

すると、彼女の足は強くなりました。彼女の胸は熱くなりました。シュンは雪の中に消えていきました。 

 

シュンが起きると、ゼという老人がいました。彼の部下がライオンになったシュンを見つけました。シュンは凍っていました。ゼは、 昔のタンについて、よく知っていました。タンが元の人から月の石を盗んだこと。そして、金と心をコントロールするお茶を作ったことを話しました。そして、タンは元から出ていきました。 元の人が、タンがルナの石を使うと、病気が増えると考えたからです。 

 

「ルナ?」シュンは言いました。 

 

「ルナは月の神様のことです。ルナの話を聞いて、戦いの練習をすると、病気を治せます。やってみますか?」ゼは言いました。そして、シュンは力を使うために、たくさん練習をしました。 

 

そして、シュンはタンに町の奥で会いました。タンはヘビのような生き物に、そしてシュンは赤い目のライオンのような生き物に変わりました。シュンはタンを殺そうと思いました。しかし、ゼの話を思い出しました。『気持ちをコントロールすること。心を静かにすること。自分の力を悪いことではなく、良いことのために使うこと』 

 

「行きなさい! そして、二度と戻らないように! 戻ってきたとき、私はあなたを殺します」シュンは言いました。 

 

「私は帰ってくるぞ!」タンは大きな声で言うと、部下と一緒に元から出ていきました。 

THE END

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